健康は気持ちのよい人生(筷楽人生)の基本的条件である。

幸せで愉快な人生を追求するには、必ず健康な身体を要する。

健康な身体がない場合、つらい努力によって得たすべての成果は、結局水の泡になってしまう。

個人の生活習慣は自己の健康状態に影響し、大衆の生活習慣は社会環境の質を醸成する。

環境への整頓整理は環境保全の仕事だけでなく、さらに進んで人々の生活文化を現実のままに現わす。環境保全を励行することは、消費観念を変えるだけでなく、さらに進んで生活習慣をも調整する。早期の環境保全の推進は、末端の資源回収や再利用に注目するようになり、それが近年では環境保全が先端資源の減量に変わってきた。2000年から筷楽クラブ(筷は日本では箸といい、快と同音であるため、快楽を筷楽にもじり箸を使う楽しさを表わす―訳者註)は、洗わない箸を駆逐することを主要な任務にし、全国民の筷楽運動を遂行してきた。これがすなわち大衆を自ら自分の箸を持つことを奨励し、力強い生活環境を励行することから始めるものであった。

町の飲食店、レストランのほとんどは、洗わない箸を消費者に使わせている。

衛生箸と称し箸は洗わない。洗わない箸は、カビの発生を防止するために、製造段階から防腐剤を使い、その残留量は、魚を飼う水槽のなかの小魚を死亡させるに足りる。

逆に、防腐剤の残留量を減らそうならば、洗わない箸にはカビが生え、キクイムシが発生する。そして、箸を漂白するために二酸化硫黄が使われ、それが喘息を誘発する。

また、箸を消毒せずに包装してしまうと細菌の繁殖を促す。台湾では毎日数百万の外食人口があり、洗わずにすむ箸を個々人が使って食事した場合、残留している化学成分が、ご飯やおかず、お汁に溶けてお腹に入れば慢性的な自殺と同様の恐ろしさを感じる。使い捨ての箸は、積もれば山となり、驚くほどの数量となる。台中市を例に、一日が約10万膳、重量でいえば約700キログラム、1ヶ月でおよそ21トンのゴミを生み出す。

箸の体積は小さくて、空間を占めることもなく、携帯に便利である。

そして、自分の箸を使うことは衛生的で安全である。体が健康であれば気分も爽快である。さらに、一人が1年間に生み出す11キログラムのゴミを減らすこともできる。僅かな変化であっても、それが功徳無量となる。洗わずに済む箸を使うのを止めれば、病気が少なくなり、健康保険費も節約される。また、伐採される樹木も少なくなり、土砂の流出も減る。ゴミが少なくなれば、焼却工場の建設も当然無用となる。まさに一挙数得となれば、喜んで従わない理由はない。飯を食する者が環境作りに協力さえすれば、環境保全の目的が軽々と達成されるであろう。家を出て外食する時は、自分の箸を持つ。さらに、親しい友人には、食事で地球を救う行列に参加することを勧め、共同で地球の環境保全のために



一臂の力を貸すこととなる。

環境保全という仕事は、少数のボランティアの力で末端の資源を回収することでなく、あるいは、環境保全局等の政府機関の仕事に重点を置くことでもない。

それはわれわれ個々人が、ゴミの減量の先端的な環境保全の仕事から始めなければならない。

環境が清潔であれば、地球はもっと美しくなる。小さな動きが大きな要所を創る。それは、まさに箸が環境保全の門を開くようなものであり、健康の道に邁進する一本の鍵である。小さな動きが大きな意義を創り出す。環境保全は、大所に着眼し、小所から手を入れる。善くて小さいことでもこれに尽くす。先鋒に立つ小卒であっても大きな戦果を成し遂げられる。ひと一人の歩幅は小さいけれども、環境にとっては大きな進歩である。箸を持つことは、自分は健康になれるし、環境は清潔になる。これでわれわれはともに真の快楽が得られる。幸福の人生は、「筷」楽の第一歩から始まる。自己を愛し、同時に地球を救い、軽「筷」に天下を渡り歩くことができる。
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